’07年度産は食味指数機械不良の為評価検出をしていません!
過去の食味指数と変りないと思います。

’05年度産の食味評価をしました。参考にして食してください。

皆さんの食卓で食べられているお米は
どの程度の食味か知ってますか?
どうぞ舌で比較お願い致します。


9月10日に食味分析を実施しました。(食味分析計:静岡製機GS−2000)で実施です。
点数の幅は「産地」・収穫時期」・「栽培方法」などの違いによるものです。
6項目の結果がでます。あくまで参考ですが、当農園は、オープンにします。
最終結果がでましたので、ご報告します。
今年度一部の試験となっています。アベレージも一部での計算で算出しています。
ご理解の程よろしくお願い致します。
 銘柄×袋数(30Kg)÷総銘柄袋数(30Kg)で算出しています。      
銘柄 ヒトメボレ平均値 こしひかり平均値 ミルキー平均値 ヒカリ新世紀平均値 ’05年度全体平均値
測定日 9月10日 9月10日 未調査 9月10日 9月15日
測定対象 玄米 玄米 未調査 玄米 玄米
水分(%) 13.4
13.9 未調査 13.6
13.7
タンパク(%) 7.6 7.4 未調査 7.7
7.6
アミロース(%) 20.1 20.1 未調査 21.0 20.5
脂肪酸度 8.0 8.3 未調査 9.9 8.9
老化性 80.0 79.7 未調査 82.6 81.0
スコア 76.0 78.7 未調査 75.5 76.9
昨年度鳥取大学より頂いた純ヒカリ新世紀の種子が増えました。種子も一部頒布いたします。


過去の食味指数
’02年度平均値 ’03年度平均値 ’04年度全体平均値
測定日 9月9日 10月8日 9月15日
測定対象 玄米 玄米 玄米
水分(%) 13.2 13.0 14.0
タンパク(%) 7.2 7.7 7.6
アミロース(%) 20.2 19.8 20.2
脂肪酸度 8.5 8.3 10.5
老化性 80.7 73.5 73.7
スコア 81.5 77.4 74.2

考察
昨年度と比較して食味指数は、少し向上気味です。
天候には、台風もなく恵まれましたが、高温障害気味です。
一部未調査のほ場もありますが。。。。
今年度産米のレベルはこの程度と思って食べて見てください。

水分 基準14.0〜15.5程度
主に食味と貯蔵性に影響する重要な品質要素であり、特に貯蔵性は水分が高いほど悪くなる。
タンパク質 基準:玄米8.5以下 精米7.5以下
タンパク質が高くなると御飯の「粘り」が悪くなり、一般的に粘りのある御飯が好まれるので、
たんぱく質が低いほうが美味しく感じます。(精米すると0.5〜1.5%下がります。)
アミロース 基準20%以下
お米のデンプンは「アミロース」と「アミロペクチン」という2種類の違った成分から成り立っています。
タンパク質と同じアミロースは御飯時の粘りに関わってきます。つまり低ければそれだけ、美味しいと
いうことになります。 なお、もち米ではアミロースが全く存在しません。おもち独特の粘りはここからくるのです。
脂肪酸度(玄米のみ)基準値20.0以下
玄米のみの測定・表示です。脂肪酸度は、お米の「古米化現象」に関わります。脂肪酸度だ高いほど痛みやすいことになります。
老化性 基準80以下
「炊き立ては美味しくても冷えるとどうも・・・・・」ということが一度はあると思います。この原因はお米の
中にあるデンプン質の変化にあります。この変化を「老化」と呼んでおり「老化」しにくい御飯ほど冷めても粘りがあり美味しいとなります。
スコア 基準70点以上
以上のことから総合的に何点になるかを表します。
基準となるのは「静岡産の日本晴」であり、これを70点としています。
こしひかり:75〜84点  きぬひかり73〜82点  日本晴71〜78点が徳島産の良い米の得点です。


これで、お米の一年の終わりです。後は、出荷を待ちます。管理に気を配ります。